2026年4月8日(水)
一夜明けて快晴です。
本日、旅の一番の目的である『パステル・デ・ナタを発祥のお店で味わう』日です。リスボン西部ベレン地区の世界遺産ジェロニモス修道院で生まれたこの菓子を初めて市井に売り出したのが、修道院近くのお店「パスティシュ・デ・ベレン」だそうです。
お店はいつも大人気で混んでいるけれど朝は比較的余裕があるそうなので、8時半頃に出発しました。CP(国営ポルトガル鉄道)のCais do Sodre駅からBelem駅まで7分ほど、テージョ川を横目に走り、大きな「4月25日橋」も見えました。運賃は二人で€4でした。
駅を出るとすぐに大きな建物があり、国立馬車博物館とのこと。公園を通り、ベレン宮殿を横目に見ながら数分、無事お店に着きました。入っていくと歴史を感じさせる室内は明るくて広く、テーブルはまだ概ね空いていてホッとしました。中庭のテラス席はまだオープンしていないので窓際の席に座り、待望のパステル・デ・ナタと違う菓子を1つ、あとバカリャウコロッケをお願いしました。さして待たずにサーブされ、早速一口。昨日食べたのとはまた違ってパイ生地がすごくパリパリ、クリームはしっとりねっとり、でもしつこくありません。これは確かに最高峰なんだと分かります。これはリスボンまで来て食べる甲斐がある素晴らしいものです。
感動している間にどんどんお客さんが入ってきてテーブルが埋まっていきます。早めに来て良かったと思いながらお店を出ます。満足です。
せっかくベレン地区まで来たので、世界遺産のジェロニモス修道院とベレンの塔を見物しようと思います。
かつて修道士たちがパステル・デ・ナタ(の原型)を作っていたという修道院は馬鹿げて大きく白く、すごい迫力です。きっと内部も素晴らしいんだと思いますが、既に入場を待つ行列ができていて諦めました(というかそこまで入る気もなかったので)。
これまた大きな「発見のモニュメント」を見たり、テージョ川沿いの遊歩道的なところをのんびり歩きます。ベレンの塔に着きましたが改修中のため、こちらも外から眺めるだけです。
近くの公園を散策し、そろそろ引き返しましょう。ブラジリア通りを歩きベレン駅を少し通り過ぎると、テージョ発電所に併設するMAAT – Museu de Arte, Arquitetura e Tecnologiaがあります。MAATの屋上は展望台になっているので登ってみます。風が強いですが気持ち良い景色です。
結局どこにも入場しませんでしたが(笑)、良い散歩ができました。さてそろそろ帰ろうと思います。
駅からぼちぼち歩きます。昼ご飯をどこで食べましょうか。路地の階段をテラス席に使ったお店があり、ランチメニューの看板が出ています(確か€11均一だったかな)。席で渡されたメニューを見たら看板より高いじゃないですか!店員に言っても埒が明かないので、いったん座りましたが思い切って立ち去りました。残念です。
さて困りました。うろうろして徐々に宿に近づいていきます。ふと路地の角のVolta dos Saboresというお店が目に入りました。にこやかな若い女性店員さんに訊くと、いわゆるランチメニューは無くてタパスのお店だそうです。ならば昼から飲みましょう!テラスに陣取り、イワシのトマト煮とビーフシチュー的なものを頼みました。ハウスワインはドウロ地方のPAPA FIGOS、赤をお願いします。500mLのを頼んだら、ボトルに途中まで入ったのが出てきました。斬新。毎度のことですが料理もワインも美味いです!
店員さんはお勧め上手で、デザートのBaba de Camelo(キャラメルババロア)も頼んじゃいました。さらにはポルトガル特産のポートワインとサクランボ酒ジンジーニャを試飲させてくれました。ジンジーニャはこれ、子供の頃飲んだ風邪シロップの味です(笑)。とても良いお店だったので、最後に店員さんと一緒に写真を撮らせてもらいました。
宿に戻る前に、近くの缶詰のお店Comur… a Conserveira de Portugalに寄ることに。可愛いパッケージの缶詰が並んでいます。いいお値段ですが、試食するとこれは確かに上等です。思い切ってお土産に購入しました。
宿の近くの商店で水を買い(店員さんは日本に住んだことあるそう!)、14時半頃戻り昼寝です。
19時過ぎにもぞもぞと宿を出ました。この時分リスボンの日没は20時過ぎなのでまだまだ明るいです。徒歩数分の所にサン ペドロ デ アルカンタラ展望台というスポットがあるので行ってみることに。ちょうどイースターの時期でちょっとしたマーケットが出ていて賑わっていました。展望台からは日暮れのリスボンが一望できます。遠くにサン・ジョルジェ城やリスボン大聖堂も見え、さらにテージョ川まで。見事です。
絶景を堪能し、もう少し上の方に歩いてみます。公園にたどり着くと(プリーンシペ・レアル庭園だそうです)、皆さん、音楽を聴いたりワインを飲んだり、黄昏時を楽しんでいます。私たちも混ぜてもらいゆったりしました。
20時を過ぎてお腹が空いてきました。お目当てのお店はワインバーBico Cultura do Vinho、洒落た内装の数席だけのお店です。若いご店主と店員さんに迎えられ中へ。パンとオリーブ、チーズ色々プレートをアテにして、ワインは店員さんにお任せです。地方ごとに分かれたメニューを見ながら説明して頂きました。選んだ一杯は、さ、さすがに美味しいです。そしてオリーブが今まで食べた中でもとびっきり。チーズもポルトガルとスペインの牛、羊、ヤギとバリエーションに富んで楽しいです。静かな店内でワインを数杯、豊かな時間を過ごしました。
梯子しようと思っていたのですがあまりに満足したので宿へ戻り、リスボン2日目を終えたのでした。










